時系列データは時によっては非常にデリケートなものです。お客様は、Lokadなどの第三者にオンラインでデータを送ることを躊躇することもあるでしょう。弊社としては、お客様が神経質になることはよく承知していますが、これは克服できる問題だと考えています。
難読化によって、最もデリケートな時系列データの保護を行うことができます。直感的に言って、難読化は非常にシンプルです。適切な文脈情報がない限り、生の時系列データは全く解読不可能です。 時系列データの定義(この時系列によって何が測定されているのか?)および時系列単位(時系列測定値がどのように定義されているか?)がなければ、時系列データは、意味のない数字の羅列でしかありません。貴社データを難読化することによって、Lokadアカウントに保存されているお客様の時系列データの定義や単位が他人に分かってしまう心配は無用となります。
時系列データの難読化は簡単です:時系列名を T1
, T2
, T3
, ...のように任意に選びます。
また、生の時系列データに加えて、Lokadは タグ と イベント を使用します。これらのメタ・データは、同じ原理に従い簡単に難読化できます。人が読めるタグは識別子に置き換えます。Lokadは純粋な統計アプローチを使うため、このような置換は予測結果に影響を与えません。
これら2つのガイドラインに沿い、お客様の最強のライバル社さえ、Lokadアカウントにあるデータを不当に利用することができないということがご理解いただけたかと思います。1番目のガイドラインで、データ自身なんの説明もないことを保証し、一方2番目のガイドラインでは時系列はキーナンバーと思われる数値を使ってのリバース・エンジニアリング(逆行解析)ができないことを保証します。
貴社の時系列データを難読化してもLokadの予測には何ら影響はありません。というのもメソッドが純粋な統計だからです。時系列名はユーザーの使いやすいよう付けられ、予測プロセスには何も関係しません。